2009年6月30日火曜日

nikon:THE SENSORY LIGHT BOXとヴェルサイユ宮殿(工事中)

今年のカンヌ国際広告祭メディア部門で「Bronze」を受賞したNIKONの「THE SENSORY LIGHT BOX」というOOH広告。



韓国ソウル地下鉄構内にレッドカーペットを設置していて、その上を歩くとセンサーが反応してスーパースターになったかのようにフラッシュが浴びせられるというもの。
通ったひとがスペシャルな気分を味わえること+レッドカーペットが売り場に直結しているなどの工夫もあったらしい。おもしろい。
このセンサーって簡単なものなのかね??なんとなくこういうセンサーものとかデジタルものって日本よりも韓国の方が進んでる気がする。東京行けばあるものなのかな??



これを見て3年前に行ったヴェルサイユ宮殿内の工事現場を思い出した。

豪華なシャンデリアとかがあってきっとすごく煌びやかであろう宮殿内の一部は工事のために閉鎖しているところがあって残念だなあと思ったのだけれど、工事現場を隠すためにつくられた壁がかっこよかった。

↓ 確かこんなの。たぶんここ。




(わたしの記憶が確かなら)この両側の壁の奥には工事箇所があるのだけれど、それを隠すために壁がつくられていた。
で、片側にはシャンデリアの下でパーティを行う貴族の姿があって(あ、絵です)、もう片方の壁は鏡になっていて、この廊下を通ると絵画の中のパーティ風景にじぶんが写りこんでいる感じになっておもしろいなーと思った。
絵画ではない本物のシャンデリアも一緒に写りこむからより一層きれいだったような気が・・

これ見て、フランス人てほんましゃれてるなーと思ったりした。工事現場のところにこんな工夫をするだけで、観光客のきもちってすごい変わるよなあと。


これは広告ではないけれど、ひとの経験をかたちづくってブランドイメージを作り上げるものとしては、さっきのニコンのとおんなじだな。
いや、もっと残念なやつもいっぱいあるけどさ。

こういう広告つくるのっておもしろそう。アイデア出せって言われても出ないけど。

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